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向こう側にあるもの2011-09-19(Mon)

Tag : 
AUTOREFLEX-T3 HEXANON57mmF1.4 FUJIFILMREALAACE100 

『sora』
KONICA AUTOREFLEX T3
HEXANON 57mm F1.4
FUJIFILM REALA ACE 100
「一 瞬を切り取る」の、この「切り取る」というのに以前から違和感があった。切って、取ってくるってどういうことなんだろうと。新聞のスクラップのように切り取れば、元の新聞からはその記事はなくなり、ほかの所に移される。でも、写真は撮ってもそこにあったものがなくなるわけではない。

自分としては「窓を開けた」ぐらいの感覚なのだ。

reiko+さんの初個展『一掬』を見に行った。すべての写真はピンホールカメラで撮影されたものだ。

ピンホールでの撮影はなかなかに面倒だと思う。ファインダーはないし、三脚を持っていかないといけないし、何より一枚の撮影に時間がかかる。夜の撮影となれば、何十分とシャッターを開け続ける。それだけ手間をかけてもダメな時はダメなのだ。展示に出すとなれば、さらにセレクションされる。

「いいな」と思って瞬間、パチリとはいかない。手間ひまをかけ、ようやく一枚。ゆえに一枚一枚の写真から被写体に対するいっそうの深い愛情と祈りを感じるのである。

だからこそ、この『一掬』というタイトルなのだろう。自分の手で出来る、ほんの「ひとすくい」。そこには目に見えぬ広大な世界が背後にある。日が昇り、風が吹き、花は揺れ、雲が流れる。やがて日が沈み、月が光を受けて輝きだす。決して瞬間を「切り取って」持ってきたものではなく、今も動き続けている世界に向けて開け放たれた窓なのだ。

作品自体だけでなく、丁寧な額装やポストカードに使われた紙など、展示に関わるものすべてに繊細な心遣いが感じられた。それは展示に対してというだけでなく、来てくれたお客さんに対するものでもあるのだろう。「居心地は悪くないですか、見にくくはないですか、ゆっくりしていってくださいね」というメッセージが込められていると思う。

作品、そしてお客さんに対して最善を尽くす。

ギャラリー2Fで行われたサトチンさんの写真展でもそれは感じた。
一点一点木製パネル貼りだったので、不躾ながら「費用がかかったでしょう」と言うと、「お客さんはお金がかかったことは分からなくても、手を抜いたのは分かってしまうからね」と話してくれた。

図々しくも交流会にも参加させてもらった。

楽しい夜だった。

Fc2blog - ジャンル:写真 » テーマ:銀塩写真




Comments(2) | Trackback(0) |  Etc

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Comment

23にたりないのは「ゆったりした気持ちで被写体に向き合う事」なんだと思った^^ なにか・・追われてるような・・ワクワクしてるような気持ちで撮ってる^^
変えようとは思わないけど、色んな想いがあっていいんだと思った^@^

2011-09-19 21:43 | URL | 23 [ 編集]

>あにぃ

「今撮らなきゃ」って気持ちはありますよね。
そういった対象との出会いが大事なのだと思います。

2011-09-26 08:09 | URL | スライ [ 編集]

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