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『月1会』8月度テーマ優勝者決定2012-10-11(Thu)

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8月度『とびきり』の優勝者が決定しました。
優勝はちゃびんさん。二席はpearl`sさん、Lens mameさんのお二人でした。
どれも素晴らしかったです。おめでとうございます。
テーマも面白かったです。様々な視点の作品が提出され、大いに刺激されました。

私はというとこちらを出しました。
テーマが『とびきり』ということで、すぐに頭に浮かんだのが矢沢さんのこの曲でした。このロングバージョンは特に格好いいので是非最後までご覧下さい。
歌詞に「とびっきりのプレイだぜ」とあるので、そのままライブの写真です。ちょっと安易だったかと思いましたが、たぶんかぶらないだろうというのと、よく撮れていると思ったので提出しました。

以下は私の感想と妄想が入り交じっているので、参考にはなりませんが、どうしても書きたいので書いておきます。

私は今回、ちゃびんさんとpearl`sさんに投票しました。私の中ではpearl`sさんの写真がとても好きです。なので、その写真のことを中心に書こうと思うのですが、他の人の作品にも多くの部分で共通していると思っています。今回は特に思うことが多かったので、長いです。長くすることで読まれなくなるのを見越していたりもします。

まずは「文化的背景による見え方の違い」についてです。

写真に理屈こねんじゃねぇ、考えるな、感じろという方もいらっしゃると思うので、私の第一印象から。pearl`sさんの写真を見て、「これ分かる! ちょー楽しい!」と思いました。もうそれだけで十分投票に値します。ですが、ちょっと冷静になって考えると、このワクワク感というのは、やったことある人にはすぐに分かっても、そうでない人には共感出来ないかもしれないと思いました。例えば外国人。障子すら分かりませんし、写真だけでは破壊しているだけのようにも見えます。やったことある人からすれば、障子の張り替えというのはすぐに分かりますし、普段は破ったりしたら叱られるのを、張り替えだから思いっきり破っていいとなると子どもにとっては楽しくて仕方がありません。大袈裟に言えば禁忌を犯すようなものです。それでいて罪悪感が残るということもないものです。説明されれば外国人でもなんとなく理解してもらえるかもしれませんが、直感的に分かるというものでもないでしょう。日本人、それも障子の張り替えの経験のある人限定になるかもしれません。私の家も建て替えられて以降、紙の張られた障子はなくなりました。

そういう意味では偏っているのかもしれませんが、最近私にはある不満がありました。それはカメラ雑誌などで作例として撮られているものが外国の景色や街並・人などが多いことです。見慣れないものを単純に格好いいと思ってしまったりもします。それを逆手に取って、「そういった外国のものであれば良いと思ってるだろ、君たち」というような態度まで感じてしまいます。そこへこの和風の内容です。ズドンときました。見たこともないような秘境でもなく、お洒落な街並でもなく、世界的な奇祭でもない。それでもいい写真は撮れる。

次に「初めての視点」です。

何を言っているのかと思われるかもしれませんが、自分なりに分かりやすく。今回入賞された作品は全て被写体が人でした。単純に言えば、被写体と撮影者と閲覧者の関係です。撮られる人がいて、撮る人がいる。そしてその写真を見る人がいる。写真は被写体を見る撮影者と閲覧者の視線がほぼ同一、ないしは撮影者のちょいと後ろにいるぐらいの感覚です。あたかも閲覧者である自分が被写体と対峙しているかのよう。それ故、撮影者の存在が薄くなる。しかしどんなに薄くなっても被写体と撮影者、そしてそれを見る人というのは変わりません。それがこのpearl`sさんの作品では、自分の体がスルスルと小さくなり、子どもに戻って障子紙を破るのに参加しているような気になりました。見る側から見られる側になったのです。被写体・撮影者・閲覧者の並び順だったのが、閲覧者が撮影者を飛び越えたのです。もちろん自分が写っている訳はありません。それでもそんな気になりました。これは初めての感覚でした。

最後は「撮ろうとする意志」です。

先日、撮らなきゃ写真にならないというようなことを書いたと思いますが、撮ろうと思わせるものは何か、そして実際に撮るためにはどうするのか。

障子を張り替えるというイベントがある。子どもたちはどう思うだろう。そしてその姿を撮りたい。撮ろうと思わせるものはつまりはその被写体のことを考えていることなのです。

そして実際撮るためにはどうするのか。これも以前に書いたと思いますが、やはり予測が大事です。予測とそれに基づく準備です。仕事は準備が9割なんて言われたりしますが、シャッターを切るだけなら誰でも出来ます。それまでの準備が大事なのです。皆さんならどんな準備をしますか。カメラ・フィルム・アングル。考えることは色々あります。

ここからは妄想に近いですが、準備を見るとどのような意図で選択しているかを窺い知ることが出来ます。

状況を見ると、かなり暗い部屋の中。そうなるとストロボを使うか、高感度のフィルムを使うか。動きのある被写体ですから、シャッタースピードもあまり下げたくないし、光の当たった一部だけが写るのよりも、周囲もある程度画面に入れたい。となると超高感度を選択します。感度が上がればそれだけ粒子も粗くなります。私なら子どもたちのためにも出来るだけ綺麗な写真にしたいと思います。画質を考えれば出来るだけ大きなフォーマットがいいでしょう。しかし、大判は画質はいいですが、一発勝負なだけに選択しにくい。となると中判が適しているでしょう。複数枚撮れた方が不測の事態にも対応しやすいと思います。予測と準備がきちんとなされ、そしてそれらは全て被写体のためです。

アングルについても、例えば反対側から撮るということも考えられるでしょう。突き破った障子から子どもの手が出ていたり、穴から顔が覗いているのも面白いかもしれません。そういう写真も撮っているかもしれません。が、提出した作品は違います。それはなぜでしょう。

私が思うに、選択基準はお姉ちゃんの手にあるのではないでしょうか。
こんな面白いことは我先にとなってもおかしくない。しかし、お姉ちゃんは下の子の後ろにいて、あまつさえ下の子の腕に手を添えています。このお姉ちゃんの気持ちを思うと泣けてきます。

pearl`sさんの子どもを思う気持ち、子どもたちのワクワクする気持ち、そしてお姉ちゃんの気持ち。
私は未だかつてこんな素敵な写真を撮ったことがありません。


Fc2blog - ジャンル:写真 » テーマ:モノクロ




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Comment

こんにちは。
かなり出遅れたコメント、ご容赦ください。

貴殿のこの記事、掲載されてすぐ読んではいたのですが、「読みました」だけのコメントだけではな、と思いつつ月日が経ってしまいました。
写真を撮る、って言葉は簡単だけれど、周辺も含めて写真を撮るなんだなぁ、と思った次第です。なんだかいい言葉で表現できないんですけれど。

とりとめもなくて、すみません。(というわけで、コメントが遅れた言い訳をば)

2012-11-01 00:08 | URL | Weekend Outdoors [ 編集]

>Weekend Outdoors さん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

「読みました」だけでも結構ですよ。うまくコメントするのって難しいですよね。
でも、わざわざ「読みました」というコメントするということは
何かしら伝わるところがあったんだと思うことができます。それで十分です。

> 写真を撮る、って言葉は簡単だけれど、周辺も含めて写真を撮るなんだなぁ、と思った次第です。なんだかいい言葉で表現できないんですけれど。

写真は撮ろうと思って撮っていると思うのですが、最初は被写体に夢中でそればかりを追ってしまいます。それが徐々にレンズを通しても、というか、撮ろうという意志を持った視野が広がるのではないかと思います。

2012-11-01 23:42 | URL | スライ [ 編集]

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